世界文化遺産
チャンディガールのキャピトル・コンプレックス
Complexe du Capitole, Chandigarh

第二次世界大戦後のパキスタン分離独立によって、インド北西部のパンジャブ州には、新しい州都を建設することとなった。
インド政府は別の建築家チームに依頼したが、主任建築家が事故死したことから、新しい建築家を探さなくてはならなくなり、そこで白羽の矢が当たったのがル・コルビュジエであった。
1950年に要請を受けたル・コルビュジエは、翌年から1964年の間、何度もインドを訪れて、マクスウェル・フライ、ジェーン・ドリュー、ピエール・ジャンヌレとともに、全体計画(公共交通、ゾーニング、各セクターの建築など)からキャピトルの各建築の設計に力を注いだ。
植栽計画に力を注いだチャンディガールは、現在では「ガーデンシティ」ともよばれ、インド屈指の緑にあふれる都市に発展した。
