「パニュルジュ」から 3.精神の
版画集『パニュルジュ』の中の1点。「パニュルジュ」とは16世紀のフランスの作家ラブレーの『パンタグリュエル』に出てくる登場人物。気弱なお調子者だが、頭の回転が速く、主人公パンタグリュエルの分身ともいえ、彼の従者の一人として重要な存在である。ル・コルビュジエはこの登場人物に親近感を覚えたのか、「パニュルジュ」というタイトルの作品をいくつも残している。ここでは、牡牛の頭部を思わせるフォルムが描かれている。
- カテゴリー
- 版画
- 年代
- 1962
- 技法
- リトグラフ
- サイズ
- 580 x 450