「二つの間に」から アジアの目覚め
版画集『二つの間に』は、日々の思いを綴った詩と挿図で構成されている。この絵は「アジアの目覚め」を表現したと語っている。「石でできた呪物、銅でできた戦士、老衰した水牛」といった要素が描かれている。画面を幾何学的に分割するプリズム状の形の中に収まるように、3つの要素が配されている。水牛はインドでは街中でもよく見かける動物。牡牛のような獰猛さはなく、大きな角をもった水牛は膝を折って大人しくうずくまっている。
- カテゴリー
- 版画
- 年代
- 1964
- 技法
- リトグラフ
- サイズ
- 430 x 356