二人の浴女と漁網

スイスの山に囲まれた小都市で生まれ育ったル・コルビュジエは、広々とした海と太陽をこよなく愛した。休暇はいつも海に赴いた。ル・コルビュジエが好んだのは大西洋側のアルカション湾か、地中海のカップ・マルタンだった。本作はアルカション湾の漁村ピケでの海水浴をテーマにしたもので、漁網の前に佇む二人の女性を描いたものである。彼女たちの背景には、魚を捕る漁網が干され、奥には海と砂浜が見える。

カテゴリー
絵画/油彩
年代
1936
技法
油彩、カンヴァス
サイズ
96.5 x 130.3