二人の浴女と平底漁船
ル・コルビュジエはアルカション湾の漁村ピケに訪れるときには、いつもヴィダル家が営む民宿に滞在していた。アルカション湾は19世紀以来多くの画家たちが滞在し、バカンスの思い出を描いてきた場所である。そして、牡蠣の養殖で知られ、本作で女性たちの背後に描かれている小ぶりな漁船が漁に使われていた。この舟と同化しているように描かれた二人の女性は、砂浜に並んで座り、歌を歌っているようだ。
- カテゴリー
- 絵画/油彩
- 年代
- 1937
- 技法
- 油彩、カンヴァス
- サイズ
- 81.2 x 99.9
- 所蔵
- 西美寄託