レア
1920年代末から30年代初頭にかけて特に好んだ「詩的な感情を喚起する静物」とよぶオブジェが登場し、それぞれは不思議な浮遊感をもって描かれています。貝殻は妻イヴォンヌ、骨は愛犬パンソー、ギターは音楽好きなル・コルビュジエ自身を暗示していると見ることができるでしょう。夫妻が通った大西洋に面したアルカション湾の民宿の庭先でくつろぐ様子が撮影された写真が残されていますが、本作はその姿を象徴的に描いたものと言っても良いでしょう。
- カテゴリー
- 絵画/油彩
- 年代
- 1931
- 技法
- 油彩、カンヴァス
- サイズ
- 146.3 x 114.0