「メイキング オブ バーチャル・ギャラリー」

公開期間:
2019年7月16日より公開

展示内容:
ギャルリー・タイセイのバーチャル・ギャラリーの舞台となっている《アーレンバーグ美術館》について、検証いたします。

ル・コルビュジエの美術館といえば、《国立西洋美術館》にみられるような、「無限成長美術館」のスタイルがよく知られていますが、一方で、パラソル風の屋根をいただく展示館の系列もありました。このスタイルは、最終的に《ル・コルビュジエ・センター(人間の家)》に結実しました。実現にはいたりませんでしたが、《アーレンバーグ美術館》(ストックホルム、1962)はこの系列に位置づけられる重要な作品です。

《アーレンバーグ美術館》のために残された資料は数少ないですが、それらの図面類を検証し、ル・コルビュジエの他の建築作品と比較検討しながら、3DCGのバーチャル・ギャラリーを制作していくまでのプロセスと、この美術館の特徴をご紹介いたします。