『エスプリ・ヌーヴォー』

『エスプリ・ヌーヴォー』
ジャンヌレ(ル・コルビュジエ)がオザンファン、ポール・デルメ※1とともに創刊した総合文化雑誌『エスプリ・ヌーヴォー』は、1920年から25年にかけて28巻※2まで発行されました。
「新しい精神がある。明晰な構想に導かれた、構築と総合の精神である」という創刊の辞とともに、新しい時代の美術や建築、現代生活のあらゆる領域を扱った記事が掲載されました。ここでジャンヌレは「ル・コルビュジエ」というペンネームを使い、建築に関する論考を多数執筆しました。機械の美学、合理精神が明らかにする普遍的な法則と、古典芸術との共通点、理性の復権といった観点からの論考は注目を集めました。
※1:デルメは詩人。デルメは4号で離脱するため、その後は二人で出版していました。
※2:11巻と12巻は合併号のため、冊数は27冊になります。
- カテゴリー:
- 書籍
- 年代:
- 1920
- 技法:
- 紙、印刷
- サイズ:
- 254 × 167 mm
