「二つの間に」から  エピローグ

版画集『二つの間に』は、日々の思いを綴った詩と挿図で構成されている。これは最後の部分。《パルテノン神殿》の屋根をひっくり返したような緩やかなV字型の屋根をもつル・コルビュジエの建築は、自らが「牡牛のしるし」と呼ぶ形と共通している。ル・コルビュジエが手掛けた建築作品のフォルムの中にも、牡牛の姿は息づいているのである。

カテゴリー
版画
年代
1964
技法
リトグラフ
サイズ
430 x 356