三人の人物(モデュロール)

ル・コルビュジエは人間の寸法と黄金比を組み合わせた独自の尺度「モデュロール」を編み出しました。その寸法は身長183センチの人間を基準に、ひざ、へそ、胸、頭までの高さなどの数値が割り出されています。それぞれの数値の組み合わせによって作られる建築空間は、人間にとってちょうど良いサイズで居心地の良さを感じられるものとなるのです。この作品で描かれている片手を挙げて大地を踏みしめているたくましい人物は、モデュロールを象徴する人物像(モデュロール・マン)です。
- 年代
- 1960
- 技法
- (パピエ・コレ)紙、グアッシュ、インク、チョーク
- サイズ
- 400 x 250