女の顔(イヴォンヌ・ガリ)

ル・コルビュジエは数多くの女性の絵を残しているが、そのほとんどはモデルが不詳である。例外は大西洋航路で乗り合わせた黒人ダンサーのジョセフィン・ベーカーと妻イヴォンヌ・ガリである。イヴォンヌとはパリで出会い、1930年に結婚している。南仏生まれのイヴォンヌは目鼻立ちがはっきりした美人で、パリではファッションモデルをしていた。絵画では丸顔とアーモンド形の大きな目がクローズアップされて描かれ、一目でイヴォンヌと分かる。

カテゴリー
絵画/素描
年代
1929
技法
紙、鉛筆
サイズ
31.5 x 25.0
所蔵
西美寄託