ヴァイオリンとヴァイオリンケース

楽器はル・コルビュジエが好んで描いたモチーフ。ル・コルビュジエには音楽に親しんだ家庭環境があった。とくにヴァイオリンは、ヴァイオリニストとなった兄アルベールのことを思わせる。パリに出て画家オザンファンと知り合い、その影響を受けて、ピュリストとして描き始めた時期の作品であり、鉛筆デッサンとしては、対象の特徴や陰影をやや強調した表現となっている。

カテゴリー
絵画/素描
年代
1920
技法
紙、鉛筆
サイズ
19.5 x 22.0