白い背景の三人の女性たち

ル・コルビュジエの作品には二人ないし三人の人物が横たわったり、絡み合ったりする絵柄が多い。本作では、三人の女性が思い思いの体勢でポーズをとっている。彼の描線は独特で、1本の線の中にも肥痩の変化に富んでおり、さらに線を無視するかのように大胆に色面が置かれているが、この線と色のニュアンスをうまく織物で表現している。ほぼ同じ構成による「黒い背景の三人の女性たち」という作品も制作されている。
所蔵:ル・コルビュジエ財団

カテゴリー
工芸/タピスリー
年代
1950
技法
タピスリー
サイズ
220.0 x 300.0