イコン

ル・コルビュジエは一つのテーマを追求し、同じような作品を繰り返し制作することが多かった。《イコン》もその一つである。
聖像を意味する「イコン」を、彼は手を組み合わせて祈る女性の姿で表現した。頭部よりも大きいほどの手はしっかりと組まれ、女性―妻イヴォンヌであろう―は静かに祈っているようだ。
彫刻作品は、ル・コルビュジエが指示した「図面」に従って、友人の家具職人ジョセフ・サヴィナが木を削り、組み合わせ、最後にル・コルビュジエが着彩を施している。

カテゴリー
彫刻/木彫
年代
1963
技法
木、スチール
サイズ
68.0 x 68.0 x H85.0