LC1
ル・コルビュジエと再従弟のピエール・ジャンヌレ、シャルロット・ペリアンとともにデザインした小ぶりで機能的な肘掛椅子。背もたれの部分が可動式になっている。スチールパイプのフレームに、必要最小限の革が張られているだけなので、見た目同様、軽快で軽量な椅子である。
「スリング・チェア」とも呼ばれるのは、座面や背もたれは革や毛皮だが、その裏側は紐で引っ張られているところが、吊り包帯やベビースリングに通じるからだろう。また「バスキュラン・チェア」とも呼ばれるが、これは背もたれがひっくり返ることから、そう呼ばれていると思われる。
ニューヨーク近代美術館(MoMA)収蔵作品。
- カテゴリー
- 家具
- 年代
- オリジナルは1928年に発表
- 技法
- スチール、毛皮
- サイズ
- W60.0 x D65.0 x H64.0㎝