カスタネットを持つ女
褐色の肌をした半裸の女性が青いコートのような衣装をまとい、足を踏み鳴らしながらカスタネットを奏でている。大きな髪飾り(?)をつけたショートカットの髪に、大きなイヤリングで、こちらに強い視線を送っているこの女性も、ル・コルビュジエが憧れたジョセフィン・ベイカーのようなダンサーなのだろう。カスタネットを握る手を身体から離して描くことで、身体とのバランスは崩れているが、その分、カスタネットが強調されている。激しい音や、場の喧騒が伝わっている。
- カテゴリー
- 絵画/素描
- 年代
- 1930
- 技法
- 紙、インク、チョーク
- サイズ
- 27.2 x 21.0
- 所蔵
- 大成