ギャルリー・タイセイ展覧会
ル・コルビュジエ「東方への旅」を旅する~中欧からトルコ、ギリシア、イタリアへ~「建築」を発見した旅から百年

会期:
2010年10月26日(火)~2011年4月16日(土)
ギャルリー・タイセイは計画停電に伴う電力不足への対応のため、当面の間、休館とさせていただきます。
時間:
10時00分~17時30分(入場は17時まで)
休館日:
日月祝日、11月20日、12月24日~1月5日、
1月11日、3月22日
会場:
大成建設ギャルリー・タイセイ
神奈川県横浜市中区長者町6-96-2 横浜第二有楽ビル3階 TEL.045-250-4080
E-mail
galerie@pub.taisei.co.jp
入場料:
無料

開催趣旨

20世紀を代表する建築の巨匠であるル・コルビュジエ(1887~1965)はスイスの地方都市で生まれ育ちました。彼は、地元の美術学校を卒業後、設計事務所勤務と各地への旅を通して、建築家となるための修業を積みました。当時まだシャルル・エドゥアール・ジャンヌレという無名の若手建築家だった彼が「建築」の啓示を得たと語る、最も重要な旅が1911年の「東方への旅」でした。この旅から、2011年でちょうど100年を迎えます。

中欧、トルコ、ギリシア、イタリアを巡る旅を通して、24歳の青年ジャンヌレが、何を見、何を体験してきたかをご紹介いたします。本展を通して、この旅が彼の後の建築にどのような影響を及ぼしたのかを考えるきっかけとなれば幸いです。

展示内容

  • ジャンヌレの旅程を示した大型地図
  • 写真、映像によって、ジャンヌレが旅した地域を紹介
  • 描き遺した旅の手帖6冊(復刻版)を紹介
  • ジャンヌレのことばやスケッチをパネル化し展示
  • 旅での体験が元になった、後年の作品をパネルや模型で展示

「東方への旅」旅程

1911年5月7日 ドイツ(ドレスデン)を出発
↓ 以下の旅程をたどる
チェコ プラハ)
オーストリア(ウィーン)
ハンガリー(ブダペスト) 
ドナウ川を下り、バルカン半島を縦断
セルビア(ベオグラード、ネゴティン)
ルーマニア(ブカレスト)
ブルガリア(ルーセ、タルノヴォ、カザンラク、シプカ峠、スタラ・ザゴラ)
トルコ(エディルネ、テキルダー、イスタンブール、ブルサ)
ギリシア(アトス、アテネ、エレウシス、デルフィ、パトラス)
イタリア(ブリンディジ、ナポリ、ポンペイ、ローマ、フィレンツェ、ピサ)

およそ6ヶ月間の旅を終え、11月に故郷ラ・ショー=ド=フォン(スイス)へ帰る

アヤソフィア

※関連サイト
(本サイトは当ギャルリーを応援している個人へのリンク先です。撮影・制作:和田義男)
特集!旅紀行第99集 《 ル・コルビュジエ「東方への旅」を旅する 》