犬とコップのあるコンポジション
ル・コルビュジエは晩年地中海を望む南フランスでバカンスを楽しんでいましたが、1930年代には大西洋側のアルカション湾の小村ピケに滞在していました。ここは牡蠣採りの小屋が建つ干潟や大きな砂丘で知られいますが、この作品では湾に面した海岸に置かれたテーブルの上には楽器、飲み物のボトル、そして青い海の湾の向こうにはピラ砂丘と青空が見られ、足元には日影に愛犬が横たわっています。夏の暑い一日の思い出でしょう。「レア」と似た題材が描かれた作品です。
知られざるル・コルビュジエ076
- カテゴリー
- 絵画/素描
- 年代
- 1932
- 技法
- 紙、インク、チョーク
- サイズ
- 335x19
- 所蔵
- 大成建設株式会社