コンポジション

ル・コルビュジエはいくつかのお気に入りのオブジェを寄せ集めたような一連のかたちを「ユビュ」や「パニュルジュ」と名付けて繰り返し描いているが、その中で耳のような形のオブジェは欠かせない。

彼にとって、耳は音楽を聴きとる人体の機関としてとくに重要なものであった。それは音楽そのものを表し、響きを広め、響きを受け止める存在だったといえるだろう。

カテゴリー
スグラフィット
年代
1963
技法
セルロイド板、グアッシュ
サイズ
60.0×49.5